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リテンションマーケティング実践編!〜N日リテンション〜

リテンションマーケティングにおいて、正確な計測は成功の鍵となります。

その中でも、最初に取り組むべきことは異なる種類のリテンションを理解し、効果的な計測手法を選ぶことです。計測手法について、本投稿を含めた全3回にわたって紹介していきます。

今回の投稿は、その第一弾として「N日リテンション」に焦点を当て、具体的な手法と計測方法について詳しくご紹介いたします。

リテンションマーケティング準備編については過去記事をご覧ください。

N日リテンションとは?

一つ目の手法として注目されているのが「N日リテンション」です。

これは、新規ユーザーがプロダクトを初回に利用した日を0日目とし、N日後に戻ってきてプロダクトを使用したユーザー数の割合を示すものです。具体的には、N日リテンションは、定期的にユーザーに利用されるプロダクトで利用率を測定するのに非常に有効な手法です。ゲーム、ニュース、SNSなどがその代表例と言えるでしょう。

もしもプロダクトの利用が日単位ではなく、週単位や月単位である場合は、「N週リテンション」や「N月リテンション」として同様の手法を適用します。

計測方法

N日リテンションの計測方法は非常にシンプルかつ効果的です。

初回使用後、特定の日、週、または月に製品を定期的に使用しているユーザーの割合を測定します。この手法は、ゲームやソーシャルアプリ、週刊エクササイズアプリなど、ユーザーに定期的なリピート行動を促す製品に特に適しています。
例えば、7日目のリテンションを計測する場合、その日に正確に戻ってきたユーザーの割合を計算します。重要なのは、7日目にアクティブであることであり、それ以外の日数においてユーザーがどれだけ戻ってきたかは影響を与えません。

知っておきたい用語

アクティブなユーザー」とは、具体的にどのような意味でしょうか?
クリティカルイベントの概念を理解することが鍵です。クリティカルイベントは、ユーザーが本当にアクティブであると見なされるために行ってほしい重要なアクションを指します。

単にアプリを開いただけでなく、アプリに戻ってクリティカルイベントを実行したかどうかに基づいてリテンションを測定することがおすすめされます。
これにより、ユーザーが製品からどれだけ価値を得ているかをより正確に把握することが可能です。

まとめ

今回はN日リテンションに焦点を当て、その手法と計測方法について紹介しました。
リテンションマーケティングにおいては、慎重な計測が不可欠であり、目的に合わせた手法の選定が成功の鍵です。

次回は異なるリテンション手法を取り上げ、実践的な知識を深めていきましょう。お楽しみに!

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