プロダクトの成長において、リテンションマーケティングは欠かせない要素となっています。
これまでの実践編では、「新規ユーザー」「定着ユーザー」「休眠ユーザー」に焦点を当て、リテンション向上のアプローチ方法を詳しく探ってきました。
今回は、これらのユーザーを「新規 | 定着 | 復帰 | 休眠」といったリテンション・ライフサイクルで分類し、その重要性に迫ります。
リテンション・ライフサイクルでわかること
具体例として、あるプロダクトのアクティブユーザー数の推移を見てみましょう。
こちらのプロダクトでは毎週800万人前後のユーザーが安定して利用しているようです。
上の図グラフからわかるように、アクティブユーザー数は一見安定していますが、このアクティブユーザー数だけではわからない問題がリテンション・ライフサイクルで分析することで浮かび上がります。
次のグラフでは、新規ユーザー(緑)、定着ユーザー(黄緑)、復帰ユーザー(青)に分類してみました。
このグラフの分析から明らかなように、アクティブユーザーは主に新規ユーザー(緑)によって支えられており、定着ユーザー(黄緑)の減少や復帰ユーザー(青)の少なさが浮き彫りになります。
リテンション・ライフサイクルでの分析を通じて、アクティブユーザー数だけでは見えなかった課題や潜在的な改善点を見つけることが可能です。
まとめ
リテンション・ライフサイクルはプロダクトの健全な成長を促進する上での重要な道標です。
アクティブユーザー数だけではなく、その中での「新規」「定着」「復帰」などのユーザーグループを明確に把握することで、より戦略的なアプローチが可能になります。これにより、問題点の早期発見や改善点の特定ができ、よりユーザーエンゲージメントを高め、プロダクトの成功を後押しします。
リテンション・ライフサイクルの理解と有効な活用は、競争激化する市場での生き残りと成長に不可欠です。
株式会社Refineです。
事業内容
– EC-CUBE制作支援
– Shopify / Shopify Plus導入支援
– EC特化グロースマーケティング支援
– ECサイト保守・運用
\ 開発実績数500件を突破 /