マーケティング

 

拡大するサブスクリプション

近年、サブスクリプションという言葉をよく耳にするようになりました。
サブスクリプションとは定額制のサービスのことであり、最近では、飲食業界にも取り入れられるようになり、注目度が高まっています。

サブスクリプションとは

サブスクリプションとは、モノを購入するのではなく利用期間に対して対価を払う、いわゆる定額制サービスのことを指します。新聞や雑誌の定期購読などから始まり、音楽や動画、ファッション、自動車に至るまで幅広い業種で用いられています。


似たような言葉にレンタルがありますが、意味が全く異なります。例えば車を借りたい時、レンタルでは1台しか借りられませんが、サブスクリプションは料金を支払うことで一定期間サービスを受けられるため、その期間中は何度でも車種の乗り換えが可能になります。
今後、ますます多様化するライフステージにおいて、サブスクリプションという選択は欠かせないものになるでしょう。

企業にとってのメリット

  • 毎月一定の売上を得られる。(天気やお客様の気分に左右されにくい)
  • 定額制サービスは“利用しないと損”になるので、お客様が積極的にお店に足を運ぶようになる。
  • お客様がお店のファンになりやすい。
  • 多くの会員情報を得られるので、有益な顧客データの収集に役立つ。
  • 顧客データに基づき、新メニューの開発やサービスの提供ができる。

企業にとってのデメリット

  • 定額以上にお客様の利用があった場合、損益になる可能性がある。
  • サービスに納得してもらえないとリピートにつながらず、ブランドのイメージや価値を下げてしまう。
  • お客様がサービスに飽きたら解約されてしまう。
  • 継続して契約してもらうため、新しいサービスを提供するなどの工夫や見直しが必要。

ランチテイクアウト「POTLUCK」

最近では、飲食店でサブスクリプションを導入する店舗が増えています。
株式会社RYM&CO.が運営する月額制のランチテイクアウトサービス「POTLUCK(ポットラック)」は、30日間有効のチケットを購入すると、登録されている店舗の中から1日2回まで注文することができます。
事前に注文するため待ち時間なく受け取ることができるとあって人気を集めています。

日本初!サブスクを導入した「coffee mafia」

株式会社favyが運営する、日本初の定額制コーヒースタンド「coffee mafia(コーヒー・マフィア)」は、月額料金を支払えば毎日無料でコーヒーが楽しめる定額プランを設けています。
利用者はあらかじめスマートフォンで会員登録を済ませ、来店時に会員情報画面を見せるだけでコーヒーを受け取れます。

利用者データを蓄積することで利用者の嗜好などを分析でき、そのデータに基づいた提案や新商品の開発、さらには顧客の獲得に繋げたりと効率的に運営しています。

ECサイトでも「subsc(サブスク)」

株式会社 現代経営技術研究所が運営する、サブスクリプションボックス専門のオンラインショッピングモール「subsc(サブスク)」は、出店しているストアの厳選アイテムを箱に入れて、毎月1回、定額で利用者に届ける仕組みです。

何が届くかわからないワクワク感や、今まで購入したことのない商品と出会う体験ができる、新しいネットショッピングの形としてこのサービスが始まりました。すでにアメリカでは人気となっており、あらゆる種類のサブスクリプションボックスが出ています。

ファッションレンタル「Brista(ブリスタ)」

Brista(ブリスタ)」は月額1万円で、毎月約3着のブランド服が借りられるサービスです主に、30代〜40代向けのTPOに合わせたワンピースやジャケットを多く取り扱っています。
往復送料(1ヶ月に1回無料)・クリーニング代も無料なので、安心して利用できるのもうれしいポイント。
このサイトは実際に弊社で制作したサブスクサイトです。

まとめ

多様性の求められる現代に適するビジネスモデルとして、サブスクはますます身近な存在になると予想されます。
サブスクを上手に活用することで、自社のブランディングや売上向上に繋げられます。

最後に、弊社で制作したECサイトをご紹介しましたが、弊社ではサブスクのサイト制作実績もあるので、是非お気軽にご相談ください。

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