ECサイト

ECサイト構築で知っておきたい「チャージバック」

ECサイトの支払いで、一番利用されているクレジットカード決済。
便利な一方、不正使用によるインターネット犯罪は近年増加傾向にあります。
チャージバックとはクレジット会員がクレジットカードの不正利用によって損害を受けないためのルールです。

今回はクレジットカード不正利用とチャージバックについてお話していきます。

チャージバックとは


チャージバックとは、クレジットカード会社がECサイトの売上を取り消すことです。
チャージバックの通知はカード会員からクレジット会社、決済代行会社を通じて加盟店に通知されます。

主にECサイトでクレジットカードが不正使用された際に発生し、結果的にEC業者は売上未回収となってしまうケースが多くみられます。
また、すでに商品を提供してしまった場合はカード不正使用者の手元にと届いている場合が多く、そうなると商品がEC業者のもとに戻ってくる可能性は極めて低いです。
そのため、売上未回収と商品損失の損害を受ける可能性があります。

チャージバックの原因


  • クレジットカードの不正利用
  • クレジットカード情報の漏洩・流出
  • 商品の未受領
  • 支払い拒否
  • その他

チャージバックが起こる大半の理由がクレジットカードの不正利用。
その被害額は年々増加傾向にあります。

<クレジットカード不正利用被害額>

2015年114.5億円
2016年120.9億円
2017年142.0億円
2018年236.4億円
2019年274.1億円
2020年253.0億円

また、以下の商品はクレジットカードによる不正利用の被害を受けた割合が多く、取り扱う業者は特に注意が必要です。

  • ブランド品
  • 高額な家電製品
  • PC・タブレットなどのデジタル機器
  • デジタルコンテンツやゲーム機器

不正利用によるチャージバックは、クレジット会社からEC事業者に返金が求められます。
高価な商品を取り扱うEC事業者は、特にチャージバック対策が必要です。

チャージバックにより必要な決済不正が起きないようにするには、どのような対応が必要でしょうか。

3Dセキュア

本人認証サービスとも言われます。
3Dセキュア用のパスワードは利用者自身が登録を行うので本人のみが知る情報になります。
チャージバックによる損失をEC業者が負担することは原則ありません。
クレジットカード会社に負担になります。

セキュリティコード認証

クレジットカードの裏面に書いてある3-4ケタのコードはクレジットカード内部には記録されていない情報なので、保有者しかわからない情報です。

ただし、3Dセキュアとは異なり、セキュリティーコードを入力していても、チャージバックが発生した際はEC業者がその損失を負担する必要があります。

まとめ


今回はチャージバックについてご紹介していきました。
ECサイト業者にとってチャージバックの発生は最小限に抑えていきたいもの。

ECサイトを構築構築する際は、リスク軽減も視野に入れて構築していきましょう。


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