業界の話題

グーグルのAI bot搭載メッセージングアプリ「Allo」

2016年5月、Facebookメッセンジャーボットに続いてGoogleよりメッセンジャーボット搭載のメッセンジャーアプリ「Allo」が発表されました。

他社のメッセージアプリ同様、Alloのユーザーは、携帯電話に登録された電話番号をもとに友達をみつけることができます。さらに、GmailなでGoogleアカウントを利用しているユーザーは、そのサービス上のコンタクト情報を読み込むこともできます。
また、メッセージサービス界におけるユーザー情報保護に関する動きに呼応する形で、Googleは、Allo上でもユーザーがシークレットモードへ切り替えられるようにしています。これはGoogleがChromeの開発で培った技術で、全てのチャット内容は暗号化され、通知機能も控えめです。Googleはこれらの機能について、今後もサービスに実装し続け、アップデートしていく計画です。
ユーザーはAllo上で普通の会話をすることもできますが、アプリに搭載されている様々な機能を使ってこそ、Alloの真価が発揮されます。

搭載されているAI bot機能とは

AlloにはAI bot機能が搭載されています。絵文字機能や、文字のサイズを変化させてメッセージの内容を強調できる「ささやき(Whisper)/大声(loud)」モードのほかにも、たくさんのAIベースの機能が備わっているのです。
Smart Reply機能がそのひとつ。Alloが返信内容の候補を考えてくれるという機能で、ユーザーは返信時に何もタイプする必要がなくなります。たとえば、相手から「5分ほど遅刻します。」と送信されてくると、「OK」や「了解」といった返信内容を自動生成して提案してくれるので、それを画面タップすれば返信完了!たった一度のタップだけですんでしまいます。
Alloがユーザーの返信内容を「学習」していくので、徐々にその内容の精度があがっていきます。
さらに、Smart Reply機能は、Google Photosの写真に対しても有効で、画像に対する返信内容も考えてくれます。食べ物の写真に対して「おいしそう!」とコメントするのが面倒なときにこの機能を使えば、会話を止めないですみます。
Alloにはチャットボット機能Googleアシスタントも搭載されているので、天気や経路も教えてくれます。こちらは、もちろん音声機能にも対応しています。
ただ、Googleアシスタントはまだまだ日本語勉強中、日本語でGoogleアシスタント機能を利用できるのは年内の予定です。

まとめ

今のGoogleアシスタントができることは限られていますが、これから可能性は無限に広がります。AIによってどんどん学習し、賢くなり、もっと複雑な要求にも応えてくれるようになるでしょう。例えば、カレンダーの状況を見て、いつアポイントをいれるのが適切かサジェスチョンしてくれたり、ホテルやフライトを探してくれるようになったり。
とはいえ、もっと便利になるにはAIが学習していかなければなりません。そのため、Googleアシスタントは、今回ご紹介したAlloでの返信内容の学習をはじめ、検索履歴、地図、Drive、カレンダー、その他グーグルのありとあらゆるサービスと連携してデータを集めています。
自分のプライバシーをGoogleのAIに全部見透かされていると考えると、少し不気味に感じるかもしれません。でもAIが賢くなってより自分の手助けをしてくれると考えると、よいことではないでしょうか?

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